🏙 撮影スポット探訪記|カメラ片手に歩く街角

牛久シャトーから大仏まで、観光×スナップの欲張りルート【絶品ラーメンも】

アイキャッチ

日本一うまいと呼び声高い「ラーメンショップ牛久結束店」を目指すなら、せっかくの遠出を最大限に活用したいもの。
今回は東京から片道1時間超のアクセスでも絶対に満足できる、観光とスナップ撮影を両立させた欲張りルートをご紹介します。
牛久シャトーの歴史ある煉瓦建築から、こもれびの森イバライドのメルヘンチックな街並み、そして圧巻の牛久大仏まで、α7IV×SEL70200GM2で実際に巡った1日の記録をお届けします。

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今回の目標とルート戦略

茨城県牛久市への撮影旅行は、以下の優先順位で計画しました。

【最優先】ラーメンショップ牛久結束店で喰らう

日本一うまい」との呼び声も高いラーメンショップ牛久結束店は、今回の旅の最大の目標です。食べログでも高評価を獲得している名店中の名店。

ラーメンショップ 牛久結束店の看板

並び方のルールを事前チェック

本店はどのように入店して、注文するのか確認しておきましょう。

  1. 食券機で先に食券を購入(ここで並ぶ可能性あり)
  2. 店員さんに食券を渡す
  3. 整理券を受け取る
  4. 番号が呼ばれるまで店外で待機

お昼の時間帯(11:30-14:00)は激混みのため、15時頃の訪問を計画しました。

ネギラーメン+味玉+半ライス

実際に注文したのは「ネギラーメン+味玉+ライス」で、なんと1000円以下というコストパフォーマンス。特に味玉はなんと60円という安さ。

hatta

食レポについては世の中にたくさん、このお店のものが出ていると思うので、そちらをご覧ください。個人的にはまた行きたいな、と思えるおいしさでした。

【観光目標】牛久周辺の魅力的なスポットを効率よく回る

遠路はるばる牛久まで来るなら、ラーメンだけでは勿体ない。ということで、以下の3つの観光スポットを選定し、今回の観光計画を立てていきましょう。

  • 牛久シャトー:国指定重要文化財の歴史ある醸造所
  • こもれびの森イバライド:ヨーロッパ風の可愛らしいテーマパーク
  • 牛久大仏:ギネス世界記録の巨大仏像

アクセス詳細とタイムスケジュール

東京からのアクセス情報

今回は車での観光となります。電車での移動は今回の観光スポット間の移動に制限があるので、タクシーを利用する、もしくは、レンタカーを借りるなどの選択肢を選ぶ必要があります。

地図

実際の移動ルートと時間配分

今回実践したタイムスケジュール

時刻スポット滞在時間
11:00牛久シャトー到着1時間
12:30こもれびの森イバライド1時間
13:30ラーメンショップ牛久結束店 様子を見に行く5分
14:15牛久大仏15分
15:00ラーメンショップ牛久結束店1時間(並び込み)
hatta

13:30過ぎにラーショへ様子を見に行きましたが、駐車場が満車で並ぶことすらできませんでした。この時間帯は避けることがよさそうです。

使用機材とレンズ選択の理由

今回の撮影機材

  • ボディ:SONY α7IV
  • レンズ:FE 70-200mm F2.8 GM OSS II(SEL70200GM2)

SEL70200GM2を選んだ理由

望遠ズームレンズを選択した理由は以下の通りです。

  • 建築物の圧縮効果:牛久大仏の巨大さを強調
  • 背景のボケ味:こもれびの森の動物撮影で被写体を際立たせる
  • 安全な距離からの撮影:動物や人との適切な距離感を保持
  • 切り取り能力:牛久シャトーの建築ディテールをクローズアップ

スポット別撮れ高レポート

【スポット1】牛久シャトー|歴史ある煉瓦建築の魅力

牛久シャトーとは

牛久シャトーは、1903年(明治36年)に神谷傳兵衛(でんべえ)によって建設された日本最初の本格的ワイン醸造所です。現在は国指定重要文化財にも指定されており、明治時代の産業遺産として高い価値を持っています。

基本情報:
・入園料:無料
・駐車場:タイムズ牛久中央(60分100円、平日最大300円)
・アクセス:JR牛久駅東口から徒歩約8分

撮影スポットと作例

【撮影ポイント1】煉瓦造りの本館外観

明治時代の煉瓦建築は、SEL70200GM2の70mm域で全体を捉えつつ、200mm域で煉瓦の質感やアーチ部分のディテールをクローズアップ。赤煉瓦の温かみのある色合いが、茨城の青空に映えます。

牛久シャトーの玄関口
牛久シャトーの時計台
牛久シャトー内部のレンガ造り

【撮影ポイント2】巨大なワイン樽

神谷傳兵衛記念館内部には、当時使用されていた巨大なワイン樽が展示されています。望遠レンズの圧縮効果により、樽の重厚感とスケール感を強調できました。

大きなワイン樽の倉庫
ワイン樽のクローズアップ

【撮影ポイント3】歴史を感じる看板や展示物

館内の展示では、明治・大正時代の貴重な資料や看板が多数展示されています。200mmでのクローズアップ撮影により、文字や装飾の細部まで美しく記録できます。

工場の看板
当時の蜂葡萄酒の看板
当時の広告

【スポット2】こもれびの森イバライド|メルヘンな世界観

こもれびの森イバライドとは

こもれびの森イバライドは、まるでヨーロッパの田舎町のような景観が楽しめるテーマパークです。動物とのふれあいや手作り体験、季節の花々、夏は水遊びができる場所など、ファミリーで楽しめる多彩なコンテンツが魅力。

基本情報:
・入園料:大人1,500円、子供(4歳〜小学生)800円
・駐車場:500円(園内で1,000円以上利用すると500円キャッシュバック)
・アクセス:JR牛久駅から無料送迎バスで約30分

撮影スポットと作例

【撮影ポイント1】ヨーロッパ風の小さな建物群

園内に点在するカラフルな建物群は、まるで絵本の中のような世界観。オレンジ色の瓦屋根が夏の青空と良い色合いを表現してくれます。

イバライドの入り口
イバライド敷地内のヨーロッパ風建物
イバライド敷地内のヨーロッパ風建物

【撮影ポイント2】大きな池とその周辺の自然

園内中央の池周辺は、自然の美しさと人工的な美しさが調和した絶好の撮影スポット。水面への映り込みも意識してスナップ。

池に浮かぶアヒルボート
池周辺のベンチで一息

【撮影ポイント3】牧場の動物たち

ふれあい牧場では、ヤギや羊、馬などの可愛らしい動物たちに出会えます。200mmの望遠域を活かし、動物たちの自然な表情を安全な距離から撮影。背景を大きくボカすことで、動物の魅力を際立たせました。

芝を食べる馬
柵の間に見えるヤギ
ヤギの顔

【スポット3】牛久大仏|圧倒的なスケール感

牛久大仏とは

牛久大仏(正式名:牛久阿弥陀大佛)は、高さ120mの世界最大の青銅製仏像としてギネス世界記録にも認定されています。その圧倒的な存在感は、遠くからでも確認できるほど。

基本情報:
・拝観料:大仏胎内込み 大人800円、子供400円
・庭園のみ:大人500円、子供300円
・営業時間:平日 9:30-17:00、土日祝 9:30-17:30
・アクセス:JR牛久駅からバスで約30分

撮影スポットと作例

【撮影ポイント】入口前からのスナップ撮影

入口前の広場からは、牛久大仏の圧倒的なスケール感を存分に表現できます。SEL70200GM2の70mm域で周囲の建物や木々も含めて撮影することで、大仏の巨大さをより強調。

牛久大仏
入り口の間から見える牛久大仏
牛久大仏お土産
hatta

今回は時間の兼ね合いもあり、入場せず、入り口で観光するにとどまりました。次回はしっかり拝観させていただこうと思います。

実践的な撮影テクニック

【テクニック1】室内・暗所でのブレ防止策

牛久シャトーの館内など、光量が不足する場面での撮影テクニック

  • 脇をしっかり締める:カメラを体に密着させて安定性を確保
  • カメラと体を近づける:カメラを支える力を分散させない
  • 左手でカメラを持ち、右手はシャッター操作のみ:右手でカメラを持つ意識だとシャッター時にブレやすい
  • 呼吸を止めてシャッターを切る:体の微細な動きを最小限に

【テクニック2】夏の強い日差し対策

夏の屋外撮影で気をつけたい露出管理

  • 露出補正をマイナスに設定:-0.3〜-0.7程度を基準に
  • RAWで撮影:後処理での調整幅を確保
  • 敢えて暗めに撮影:白飛びは回復困難だが、アンダーは現像で救済可能
  • ヒストグラムを確認:右端(白)に寄りすぎていないかチェック

【テクニック3】望遠レンズの活用法

SEL70200GM2の特性を活かした撮影アプローチ

  • 圧縮効果の活用:建物や風景の密度感を演出
  • 背景ボケの活用:F2.8開放で被写体を際立たせる
  • 安全な距離からの撮影:動物や人物撮影で相手にストレスを与えない
  • 切り取り能力:不要な要素を排除し、構図をシンプルに

観光とスナップ撮影の両立のコツ

時間配分の重要性

今回の経験から学んだ、効率的な撮影旅行のポイント

  1. メインの目的を明確に:今回はラーメンショップが最優先
  2. 移動時間を正確に把握:Googleマップで実時間をチェック
  3. 撮影時間にゆとりを:良い光を待つ時間も考慮
  4. 混雑時間を避ける:ランチタイムは観光スポットも人が多い

まとめ|遠出でも満足度100%の撮影旅

今回の牛久撮影旅行は、「遠いからこそ、しっかりと計画して楽しみ尽くす」というアプローチが効果的でした。日本一のラーメンを食すという目標がありながら、歴史ある建築物、可愛らしいテーマパーク、圧倒的な仏像という多様な被写体に出会えたのは大きな収穫です。

α7IV×SEL70200GM2の組み合わせは、建築撮影から動物撮影まで幅広くカバーし、1本のレンズでこれだけ多彩な表現ができることを改めて実感しました。特に牛久大仏の圧倒的なスケール感を表現する際の望遠レンズの威力は絶大でした。

hatta

大三元レンズとして24-70mmのレンズでも、携帯性、携行力が上がり、撮影体験はグッと上がると思います。いずれほしいなあ。

何より、「日本一うまい」との評判に偽りのないラーメンショップ牛久結束店での体験は、撮影旅行の素晴らしい締めくくりとなりました。1000円以下でこの満足度は、確かに日本一の呼び声も納得です。

何かのついでに観光をすることは多いと思います。計画そのものも楽しみつつ、いい写真が撮れるように準備をしておきましょう。

通路に置かれた牛久シャトーの看板
見ごろを過ぎてしまったひまわり
スワンボート(パンダ)