歩く人、走る車、流れる電車…日常の中には動きがあるからこそ魅力的な瞬間がたくさん。普通のスナップでは伝わりにくい「動き」を、どう切り取るか?本記事では「ブレずに」「印象的に」撮るコツを徹底解説します。
▶前回の記事
「🖼️ スナップ写真の撮り方講座|日常を美しく切り取る技術」シリーズの前回の記事はこちら↓

モノクロスナップの魅力とは?カラーとは違う表現方法モノクロスナップ写真の魅力やカラー写真との違いを解説。表現力を活かすコツや初心者にも分かりやすい撮影テクニックを紹介します。...
📌この記事で解決できること
この記事は、以下のような悩みや疑問に応える内容になっています。
- 「歩く・動く人をキレイに撮りたい」→ シャッタースピードやAFの具体的な設定を知りたい
- 「車や自転車など動く被写体を撮りたい」→ 流し撮りの方法や必要な機材を探したい
- 「ブレずに動きを表現したい」→ 手ぶれ対策や練習方法を知りたい
1. 基本設定:シャッタースピードとモード選び
まずは、「ブレずに止めたい」「流し撮りで背景を流したい」など目的に応じてシャッタースピードを使い分けるのが肝心です。
- 人物:歩く人なら1/250秒以上、走る人や子ども・犬なら1/500秒以上推奨
- 車など速い被写体:背景を少し流すなら1/125~1/60秒がおすすめ
- 流し撮り用の設定は、シャッタースピード優先モード(Tv/Sモード)が最適


2. スムーズに流すコツ:身体とカメラの動かし方
手首だけで動かすのはうまく撮れません。腰を中心に肩まで連動させた「上半身の回転」で、スムーズに被写体を追いましょう。
- 撮影前から被写体の進行方向に身体を向ける
- シャッターを切る前から追い、切った後も動きを止めない
- 脇を締め、カメラの操作は体幹で動かすイメージ
3. 流し撮り(パンニング)の実践手順
- 距離をとって構図を決め、フォーカスは追従AFもしくはゾーンAFに
- 被写体が来る前にカメラを動かし続ける
- 連写モードで複数枚狙う(ヒット率アップ)
- シャッタースピードは被写体の速さに応じて:自転車なら約1/60~1/30秒、車やバイクなら1/125~1/60秒が目安

4. 手ぶれを抑えて被写体を止める(高速シャッター)
- 「止めたい」なら1/1000秒以上、ISOや明るさとの関係を調整
- 開放F値で撮りたい場合はISO調整でシャッター速度を保持
- 連写+追従AFで一瞬を逃さない
5. 練習と機材の選び方
コツは「試す・止める・確認」の反復をすること。
- 子ども、自転車、自動車を被写体に練習
- モノポッドは効果的
6. 写真に説得力を持たせる構図と背景選び
被写体の動きと背景のバランスが鍵。横方向に一直線の背景や自然光の差し込みなどを活かすと効果倍増です。特に夜は流し撮りをすることで、蛍光灯やネオンの光が直線状に流れるため、より躍動感のある写真を撮ることができます。

まとめ:印象的な動き写真は“設定+動き”の合わせ技
シャッタースピード、撮影モード、身体の使い方、機材の活用…。これらを組み合わせて「ブレずに印象」のある1枚を目指してください。練習するほど、日常の“動き”がより“美しい瞬間”に変わります。