🏙 撮影スポット探訪記|カメラ片手に歩く街角

夜の新宿スナップ(後編)|南口から歌舞伎町まで、光と影が交差する一時間

ネオンに照らされた街、雑多な気配、人の流れ。新宿の夜には、昼間とはまた異なる表情があります。今回は「🏙 撮影スポット探訪記|カメラ片手に歩く街角」シリーズの新宿スナップ後編として、2025年5月の土曜夜、SONY α7IVとオールドレンズ3本を携えて新宿の南口から歌舞伎町、西口へと歩いた夜のスナップ散歩をご紹介します。

▶前回の記事はこちら

昼の新宿スナップ(前編)|日曜午前に新宿の表情新宿の街をFUJIFILM X100Vとともに歩いた、日曜午前のスナップ記録。西口ヨドバシから南口、JR新宿ビルを経てビックカメラ西口までの光と影のコントラストを記録します。...

📌今回の撮影環境

  • 撮影日:2025年5月 土曜日(20:00〜21:00)
  • カメラ:SONY α7Ⅳ
  • レンズ:オールドレンズ
    • NIKON NIKKOR-S Auto 50mm F1.4
    • SMC PENTAX-A 50mm F1.4
    • SMC PENTAX-M 50mm F2

絞り開放での描写がそれぞれ異なり、光のにじみ方や周辺減光がレトロな雰囲気を加えてくれます。オールドレンズ特有の柔らかなボケ味が、都会の人工光と相まってノスタルジックな空気を演出します。

hatta

オールドレンズを現代のデジタルカメラで利用する際はマウントアダプターが必要です。K&F Conceptのアダプターは安定性と価格のバランスが良好です。

  • ルート:南口から歌舞伎町、西口へ
新宿駅を囲むように撮影してます

夜スナップの撮影開始:新宿の夜の街へ

①南口スタート:歩道橋から新宿の夜を俯瞰

新宿駅南口の歩道橋は、昼間も人通りが多いですが、夜は照明と車のライトの反射でより印象的な景色が見られます。

ブレーキランプの多い甲州街道

②バスタ新宿前:都会の躍動を切り取る

バスタ新宿前は大きな歩道のため、撮影自体はあまり気にせずゆっくりできます。グレーな活動している人たち、高速な車などを、明るめのレンズを活かし、いろいろなシャッタースピードで撮影するのが良い。

ストリートライブの準備をする男性
流し撮りした白い車

③東口の光と影

東口からアルタへ向かうエリアは、看板やLED、路地裏の照明など光源が豊富。この辺りは逆光にしてシルエットを狙うのが撮れ高のポイントです。

スーツケースを持った男性の逆光
横断歩道を渡る人々

④歌舞伎町:光を意識して個性あるショットを

歌舞伎町エリアは人が多く、スナップするには配慮が必要です。特に人の顔ができるだけ写らないよう、被写体は選びましょう。とはいえ、歌舞伎町は被写体が多いです。光を意識した面白いものに着目してみましょう。

タクシーのボンネットに反射する歌舞伎町の光
F値を絞って撮影した新宿のガード

⑤ガード下から西口ヨドバシカメラまで:締めくくりにノスタルジックな一枚を

最後は西口ガード下からヨドバシカメラまで。F値を開放にすることで、ふわっとした表現や周辺減光が目立った雰囲気のある写真を撮りましょう。

公衆電話
ヨドバシカメラ

まとめ|1時間でこれだけ撮れる!夜の新宿の魅力

今回のスナップ散歩では、1時間という限られた時間でありながら、新宿の多様な光景を切り取ることができました。光と影、色と空気感。その全てが写真のなかで生きてくるのが夜スナップの魅力です。

α7IVの高感度性能と、オールドレンズの個性的な描写が相まって、記憶に残る一枚を多く残すことができました。

次回は別の街へ。お楽しみに!