📘初めてのカメラ教室|初心者向け使い方

ISO感度って何?暗い場所でもブレずに撮る設定の考え方

「暗いところで写真がブレてしまう」「夜景を撮ったらザラザラ…」そんな経験、ありませんか?ISO感度を理解することで、こうした悩みはぐっと減らせます。この記事では、カメラ初心者向けにISO感度の基本と使い方をわかりやすく解説します。

ISO感度とは?

ISO感度とは、カメラが光を受け取る感度のこと。数値が低いほど光に対して「鈍感」、高いほど「敏感」になります。

  • ISO100〜400:明るい屋外や日中撮影に最適。
  • ISO800〜1600:屋内や夕方、少し暗いシーンで便利。
  • ISO3200以上:夜景やライブ会場など光が少ない場面に。
ISO 200
ISO 1600
ISO 4000

ISO感度を上げるとどうなる?

ISO感度を上げると、暗い場所でもシャッター速度を速くできるため、手ブレや被写体ブレを抑えられます。ただし副作用として、ノイズ(ざらつき)が増えるため、やみくもに上げればいいというわけではありません。

  • メリット
    • ブレにくくなる
    • 暗い場所でも撮れる
  • デメリット
    • ノイズが増える
    • 画質が低下することも
hatta

ISOって、常に高くしておけばいいんじゃないのか?そう思いがちだけど、高すぎると写真がザラザラになるから注意が必要!

ISO感度の設定方法

多くのカメラでは、オートISO設定が初期設定になっています。これは、カメラが自動的にISO感度を調整してくれる機能です。初心者には便利ですが、意図しないノイズが発生する場合もあります。慣れてきたらマニュアルで調整する、もしくはオートISOでも上限下限の設定ができるので、その設定をしておくのがおすすめです。

マニュアルでの設定ポイント

  • ブレやすい環境ではISOを800〜1600に
  • 明るい屋外ならISO100〜200で十分
  • 画質重視の撮影では、できるだけ低ISOを選ぶ
hatta

A4サイズ以上の大きさで印刷したりする場合は、このISOの画質が目立ちます。スマホで閲覧するくらいのサイズなら多少の高感度でも耐えます。

ISO感度の使いどころを理解しよう

ISO感度は、シャッタースピードやF値(絞り)と合わせて使うことで、より自由に写真表現ができます。たとえば、シャッタースピードを遅くしたくない場合や、絞りを開きすぎたくないときに、ISOを上げてバランスを取るといった使い方です。

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写真全体の明るさを考えた場合に、ISO感度を上げる選択肢は最後に残しておきましょう。

まとめ|ISOを味方にして、夜や暗所でもブレない写真を

ISO感度は、光が足りない場面でも写真を成立させるための大切なパラメータです。ノイズのリスクを理解した上で、適切な設定を心がけましょう。最初はオートに頼ってもOKですが、ぜひマニュアル設定にもチャレンジしてみてください!

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