池袋東口は夜、雨に濡れた路面が光を反射し、都市の色彩が鮮やかに映えるフォトウォークでそれなりの撮れ高が狙えるエリアです。今回はFUJIFILM X100Vを手に、東口からサンシャインシティ付近まで約30分の夜の街歩きを楽しみながら撮影しました。飲み会前の短時間撮影でしたが、雨の街角は思わぬ発見ができ、カメラ散歩の楽しさを再確認できました。
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池袋東口スナップの魅力とは?
池袋東口は、多くのネオンやカラフルな看板が立ち並ぶ繁華街と、サンシャイン通りなどの商業エリアが隣接するため、夜のフォトウォークに最適です。雨の日は路面に反射した光が幻想的な雰囲気を作り出し、普段とは異なる街の表情を写真に収められます。スローシャッターを活用した光の表現や、色彩を意識した構図作りも楽しめるエリアです。
アクセス&今回のルート詳細
基本情報
- 撮影エリア:池袋駅東口周辺
- 所要時間:約30分(サンシャイン60通り付近まで)
- 撮影時期:夜・雨の日(10月初旬の18時~)
- アクセス:JR池袋駅東口から徒歩1分
撮影ルート詳細
今回のルートは以下の通りです。
- 池袋駅東口(スタート地点)
- ビックカメラ前、ヤマダ電機前(ネオンと雨の反射を撮影)
- サンシャインシティ通り(原色の建物や看板)
- サンシャイン60通り(スローシャッターで人通りを表現)
- グランドシネマサンシャイン池袋前(こちらもスローシャッターで)

撮影スポット別・撮れ高の紹介
【スポット1】ビックカメラ前・ヤマダ電機前
雨に濡れた地面にネオンが映り込み、街の色彩が際立つスポットです。ローアングルで地面の反射を生かすと、街全体が幻想的に写ります。人通りが多い場所では、スローシャッターで人物をブレさせることで肖像権を回避しながら、街の活気を表現できます。
撮影のポイント
- ローアングルで濡れた地面の反射を強調
- ネオンの色彩(赤、青、緑)を意識してフレーミング
- スローシャッターで人の動きを表現
- 広角寄りで店舗前の空間全体を切り取る


【スポット2】サンシャインシティ通り
通り沿いには原色が映える看板や建物が多く、色彩を意識した撮影に最適です。オレンジや緑、黄色などのカラーをポイントに、色ごとのバリエーションを作ると、街歩きフォトの楽しさが増します。
撮影のポイント
- 色ごとに被写体を意識して構図を作る
- 縦構図で高い看板や建物を強調
- 雨の日の光の反射を取り入れる
- 歩道の人通りを背景としてスローシャッターで動きを表現


【スポット3】サンシャイン60通り
人通りが多いエリアですが、スローシャッターを使えば人物を柔らかくブレさせ、動的な街スナップとして活用できます。昨今の池袋の中心部では、様々な光源が多くなっており、多彩な色の表現が可能です。
撮影のポイント
- シャッタースピードを1/4〜1秒程度に設定
- 傘や衣服の色を意識して配置
- ローアングルで地面の光を取り込む
- 通りの看板や建物を構図に入れて都市感を表現


【スポット4】グランドシネマサンシャイン池袋前
締めくくりのスポットとして、映画館前のライトアップを活用。光の反射や街灯を利用して夜の雰囲気を演出します。スローシャッターとローアングルを組み合わせると、街全体の色彩と動きを効果的に写せます。
撮影のポイント
- ローアングルで光の反射を強調
- スローシャッターで人通りの動きを表現
- 看板や街灯の色を意識して構図に組み込む
- 雨天時は傘や地面の色も画面のアクセントに


使用機材と設定
今回の撮影機材
今回はこの後の時間に飲み会が控えていることもあり、大型のカメラは持ち歩かないと決めていました。また池袋の特にサンシャイン付近は夜でも人が混雑しており、コンデジの方が目立たず静かに撮影できるのもメリットです。
- カメラ:FUJIFILM X100V
基本的な設定
全体を通しての設定は以下の通りです。
- 基本は開放F2
- 露出補正はアンダー気味に(夜の感じを目立たせたいので)
- スローシャッターで撮るときはSSを1/4くらいを意識
- フイルムシミュレーションはエテルナを使用
- RAWも同時に撮影し、後日編集することも想定
まとめ
池袋東口の夜、雨スナップは、短時間でも色彩豊かで幻想的な写真を撮影できる魅力的な街歩きスポットになりました。FUJIFILM X100Vのコンパクトさを活かし、ローアングルやスローシャッター、色彩を意識した構図作りを組み合わせることで、街の多様な表情を収められます。ぜひ雨の日のフォトウォークで、いつもとは違う池袋の夜を体験してみてください。

