日本(主に東京)の街角をカメラ片手に歩きながら、その空気感や風景を記録し、スナップのスポットをご紹介していく、「🏙 撮影スポット探訪記|カメラ片手に歩く街角」シリーズ。今回は、東京の中心ともいえる新宿を舞台に、前編・後編の2部構成でお届けします。まずは2022年のとある日曜日の午前、新宿西口から南口、JR新宿ビル、そして再び西口のビックカメラまでを歩いた前編からスタートです。
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📌今回の撮影環境
- 撮影日:2022年11月 日曜日(10:30〜13:00)
- カメラ:FUJIFILM X100V
- フィルムシミュレーション:わすれた
- ルート:新宿西口ヨドバシ前 → 南口 → JR新宿ビル → ビックカメラ西口

私がFUJIFILMのカメラを使うときは、FUJI X WEEKLYというフイルムシミュレーションレシピサイトを使っています。今度紹介しますね。
📍スタート地点:新宿西口・ヨドバシカメラ前の喧騒
日曜の朝10時半。友人と新宿西口に立つと、平日とはまた違う穏やかでゆったりとした雰囲気が街を包んでいました。ヨドバシカメラ周辺には開店準備中の店舗が並び、前夜の喧騒から一呼吸置いたような印象でした。


X100Vはクラシックネガを使うことで、淡い光と建物の影が織りなすコントラストが美しく写し出されます。特に新宿のような都市部では、レトロ感を引き出すフィルムシミュレーションが非常に効果的です。(AIに聞いた)
🚶南口方面へ:ビジネス街と穏やかな自然光の交錯
ヨドバシ前から甲州街道を越え、南口へと歩きます。新宿はビジネス街でありながら、日曜日の午前中でも人の往来は絶えません。人間味あふれる汚さもある新宿を捉えるには自然光でも十分雰囲気がでます。



この日は雲が多く、光は拡散していたため、影ははっきりと出ません。それはそれで柔らかい雰囲気のある写真が撮れるので、そこも意識しながらファインダーを覗いてみましょう。
🏢 JR新宿ビル周辺:人の少ない都会の表情を切り取る
一方、JR新宿ビルや高層オフィス街は人がまばらで、平日とは異なる静かな表情を見せてくれます。



このような静かな都市空間こそ、ストリートスナップの醍醐味ともいえます。写り込みやガラスの反射を意識しつつ、視線の流れを考えた構図にすることで、一見無機質な場所も物語性のある1枚になります。
🔁 ラストは再び西口へ:新宿の日常風景
最後は西口方面へ戻り、ビックカメラ周辺でスナップ。人通りが多くなってくる時間帯でしたが、X100Vの小型ボディのおかげで被写体に威圧感を与えず自然な写真が撮れました。



次回はこの続きを夜の新宿でお届けします。街灯に照らされた歌舞伎町や、新宿ガード下の光にフォーカス。機材もSONY α7IVとオールドレンズに変えて、昼とは違う世界を切り取ります。どうぞお楽しみに。
