🏙 撮影スポット探訪記|カメラ片手に歩く街角

雨の横浜中華街で夜スナップ|幻想的な街並みと撮影のポイントを紹介

雨の夜。赤い提灯が灯る路地をを歩きながら、シャッターを切る——そんなスナップ撮影の魅力に迫る記事です。今回の撮影は2025年6月のある土曜日の夜、しとしとと降る雨が街の光を反射し、そんな中でも賑やかな街「横浜中華街」を写します。

📍 横浜中華街は夜こそ「映える」街

横浜中華街は日本最大の中華街として知られ、500以上の店舗が軒を連ねる人気観光地です。昼間の賑わいも魅力ですが、夜になると一転、ネオンと提灯の光が織りなす幻想的な雰囲気に包まれます。

水たまりに反射する横浜中華街の灯り
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雨の日は「地面」も主役。 水たまりに映る提灯やネオンの反射が、普段見過ごしてしまうような美しさを演出してくれます。

🚶 撮影におすすめのスポット

今回の撮影では以下のような範囲を練り歩きました。今回はレンズを2種類、フィルターもありなしでいろんなパターンを撮りたかったので、3周くらいした記憶があります。撮影時間は全体で2時間弱でした。

また、雨をしのぎ、定期的にカメラを拭いたり、レンズ交換をする場所として適切だったのが、エリア右下の「山下町公園」でした。中華式の四阿(あずまや)は10人ほどが屋根の下に座れるスペースがあります。

📸 使用機材とセッティング

SEL70200GM2の望遠域で街の奥行きを切り取ったり、SEL24F14GMの明るさを活かして広角でダイナミックに収めたりと、レンズの使い分けがポイントです。クロスフィルターは光源に輝きを加え、夜の街をより印象的に見せてくれます。

中華街に光る車のヘッドライト
SONY α7IV + FE 24mm F1.4 GM + Kenko クロスフィルター

🔧 撮影時の基本設定とポイント

状況に応じた基本設定は以下の通りです:

シャッタースピード1/60〜1/125(手ブレと動きのバランス)
絞り値F2.8〜F4(ボケとシャープさの調整)
ISO感度ISO 1600〜3200(夜間にしては控えめな感度)

街灯やネオンの光量をうまく使えば、意外と高感度に頼らず撮影できます。

赤い提灯がぶら下がる中華街の路地
SS 1/60秒 F値 2.8 ISO 125 (FE 24mm F1.4 GM) 露出補正 -0.7 RAW現像済み

🗣 撮影中の気づき|「夜」「雨」のスナップで大事なこと

雨の日の夜スナップで改めて感じたのは、「人の動き」と「光の反射」の組み合わせが印象的な写真を生むということ。濡れた道路、光を受けた傘、反射するネオン……すべてがレイヤーとして写真に深みを与えてくれます。

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それと、傘を差さずカッパなどを着て撮る方が、機動的かつ落下防止になるのでおすすめです。(着替えは必須!)

またクロスフィルターは、やはり点光源の多い繁華街の夜にぴったりです。ただし望遠レンズにつけること、ネオンを写すことが合わさると、点光源が写る量が圧倒的に増えるので、絵面が少しうるさいですね。

クロスフィルターを用いて撮影した中華街の路地

📌 まとめ

横浜中華街の夜は、雨というフィルターがかかることで一層ドラマチックになります。今回は2本のレンズとクロスフィルターを活用しながら、光と人が織りなす一瞬を切り取りました。

ぜひ次回は、あなた自身の目で「夜の中華街の魔法」を体験してみてください。

光るヘッドライト
路地奥にたたずむ緑の傘を差した男性
路地裏でバックをまさぐる男性